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怒涛の幻覚。覚醒のサロン

中世では風景は邪悪な存在だった。こんな光景を見ると納得です。本当は神の権威と対峙させるための宗教側の事情でしたが文明の流れには勝てません。産業の振興で自然を見る目は大きく変わります。「恐れ」から「好奇心」へ・・・ここは ビスケー湾からケルト海を望むフランス最西端のラ岬(Pointe du Raz)を中心とした灯台群。隔絶感・覚醒感に満ちています。中世の肖像画から開放された西洋画家が風景画にのめり込んだ背景にはこんな風景の魔性があったのかも知れません。