
宇宙のスケールを実感する
宇宙の「大きさ」という概念には落とし穴があります。昔はビッグバンが約137億光年前に起こったので宇宙の半径は約137億光年。これはハッブル宇宙望遠鏡が宇宙の遠い星を観測して発見した結果です。ところが1998年にオーストラリア国立大学のB・シュミットが代表する宇宙科学者たちのグループと欧米のカリフォルニア州立大学バークリーのS・パールミュタ-の率いるグループが、地球から70~100億光年離れた銀河のIa型超新星の赤方偏移を観測した結果、それらの超新星が光速の3倍以上で遠ざかっていること。宇宙が周辺に近づくほど加速度的に拡大している新事実を確認しました。よって今では実際の宇宙の大きさは約465億~470億光年であるとされています・・・こんな話では何の実感も湧きません。
そこで実感できそうな例え話で考えます。まず地球の大きさを直径1mmとすると、地球から一番近い天体「月」までの距離は約2.5cm。そして太陽までの距離は10m。さらに太陽系の直径は800m。次に太陽系に一番近い恒星「ケンタウルス座のα星」までの距離はいきなり2700km。飛行機に乗った人なら実感できる範囲です。しかふい銀河系の直径となると実に6000万kmとなり、地球を1mmに例えても既に実感できない距離。更に銀河系から一番近い系外銀河のアンドロメダ星雲までの距離は12億km。で、最終的な宇宙の半径は10兆kmで1光年!例え話でも実感不可なのです。それを映像で実感させようというのがこのサイト。一番凄いのは物理宇宙の広さではなく人間の脳宇宙かも知れません。↓下のギャラリーにも常識が覆る世界があります。→ 商材レイヤートップに戻る
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