写真を動いている!世界初の映写機の原型となったのは、1891年T・エジソンが発明した「キネトスコープ」でした。これは大きな箱の中にフィルムを装填し、筒の中を覗き込む装置で一度に一人しか見ることができず、大勢で見る今日の映画とは別物でした。ところが1895年、フランスのリュミエール兄弟が、映像をスクリーンに映し出す「シネマトグラフ」を発明。12月28日にはパリのグラン・カフェにおいて観客からお金をとって映像を見せる世界初の興行を行いました。一方、エジソンは自分の発明によって劇場や配給中間業者が儲けているのに業を煮やして1908年から「エジソントラスト」として知られる撮影に使用する機材に膨大な特許料を課しました。これに音を上げた若手の映画人は次々と東部から太平洋側の西部に”避難”。これが「ハリウッド」の発祥となりました。もしエジソンの執拗性がなければ今のハリウッドはここケープコッドで、物語性に満ちた歴史と不思議な景観に恵まれて世界屈指の映画エリアになっていたかも知れません。
Cape Cod Top 電球の時代 無線の時代 ラジオの時代 映画の時代 J_Boxの時代 TVの時代
空想少年の原風景が昭和20~30年のラジオドラマだったとすれば、大人の原風景は映画でした。別途
「映画の部屋」にはそんな映画が沢山ありますが、ここには人類初の映画と黎明期の映画と各映画会社のオープニング映像があります。