basho katachi jikan gokan
場 所 カタチ 時 間 五 感
「旨い!」と叫ぶのは単なる「興奮」。「・・・」と声に出せないのが「陶酔」。匠の「料理」は五感を刺戟する総合芸術です。高いから食べられない?本当の価値観は細胞が決めるのかも知れません。
 視 覚    聴 覚   味 覚   触 覚   嗅 覚 
絶句・陶酔・・・匠の味我々のメンバーでもある「街の巨匠」久保脇敏弘の自論は「良い食材がなければ良い料理が出来ないのならプロではない・・・」脳を陶酔させるのは素材の可能性を引き出す力かも知れません。
機内食がグルメに・・・鬼才の技最も不味い食事の代名詞「機内食」。理由は「劣悪な環境」・・・高度1万メートルの気圧・乾燥・身体ストレスは食欲・味覚を極端に低下させるからです。これに挑んだのが鬼才H・ブルメンタール。その成功情報は→ こちら
渓谷の清流・・・蘇生の味 砂漠で遭遇するオアシスと同様、味覚を刺戟すると言うより舌を通じて身体と脳を蘇生させる「味」。勿論、水に含まれるミネラルや、駆け抜ける風や見たこともない蝶や鳥の鳴き声も蘇生の「成分」として作用します。 獲(採)り立て・・・鮮度の至福 食材には採った瞬間から味の劣化が始まるものがあります。採取現場でなければ味わえない鮮度・・・新緑の芽を食べる鹿の気分に浸る贅沢でもあります。
Jean Fillioux ・・・至高の美酒ある意味でこれほど人類と付き合いが古い「加工品」はないかも知れません。それぞれの土地にそれぞれの名酒がある・・・高い酒が美味いのは間違いありませんが、どれが一番なんて較べるのは野暮の極みです。 おふくろの味噌汁・・・郷愁の味 人間の赤ん坊でも、子犬や子猫でもその寝姿は見るものを癒します。ふわふわして暖かいものは動物の緊張を弛緩させる作用があるのかも知れません。■幼児の情景■美しい花々
一粒ン万円?!・・・禁断の甘味日本にも超高級和菓子があり西洋にも気が遠くなるような値段の洋菓子があります。自分で買って食べる人はまずいないので、いつか誰かに贈ってもらえるかも知れない夢を見つつ、空想でうっとりしましょう。 ご当地グルメ・・・B級の底力 これも久保脇シェフが手がけたキーマカレー。見事カレーグランプリで優勝したのも彼の哲学の証です。話題のB級グランプリもそこに行かなければ味わえない汗と涙のご当地グルメなのです。
まるで別物・・・生産者の力生産者にも恐るべきプロがいます。植物学的には同じ種類でも味は全くの別物。気が遠くなるような手間と工夫で食材を芸術の域にまで高める。そんな食材と料理の匠が出合う陶酔です。