子供の情景/魔性の雲

陶酔と覚醒で細胞が蘇る。デジタルとアナログで再現する世界初のGalleryです。
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遠い日の記憶。雲流れる果ての魔性の原風景です。もう一つの子供の情景は、
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原風景「魔性の雲」  うっとり探偵団「アカデ ミアサロン」 Academia Salon by Uttori Tanteidan 


漆黒の大空に次々と湧き起こる妖しい雲・・・「おどろおどろしい不気味な光景」に映るか、「脳を覚醒させる原風景」と映るかは見る人のアンテナ=感性によります。当然、画家や作家や作曲家は脳を酸素で満たす「原風景」が大好きです。理由は芸術の源である「創造性」。そのキッカケになるのがインスピレーションです。それは未知なるもの・実体が捉えられないもの。その得体の知れない「信号」の大半は風景=環境に含まれます。特に、刻々変化しながら妖しく迫る不気味な雲は、記憶の奥底で蠢く情念の象徴。麻薬のように芸術家の感性を覚醒させて「創作欲」に火を点けます。発明家や学者や事業家も同じです。細胞を直撃して脳内を酸素で満たす「原風景」とは何か。

Wikipediaの説明では、原風景とは最も古く印象に残っている風景やイメージ。戦時中に幼少期を過ごした者は、爆撃され荒涼とした焼け跡の風景だったり、漁村で育った人は、カモメが飛び交い、干上がったイワシの死骸が点在する朽ち果てた寂れた漁港の風景かも知れない。多くは幼少期の生活環境や体験が根本にある場合が多い。しかし育った環境ではなく、旅行先での印象深い景色である場合もある。多くの場合、それらは「郷愁を呼ぶ風景」であり、懐かしさの感情を伴い愛着を感じることが多く、しばしば「情景」と呼ばれる。反面、不快感、恐怖感、不気味感を伴う体験は「悪夢」や「トラウマ」として拭えない記憶となる。又、人間は無意識にそれぞれの原風景を実在する風景に見出す場合がある。この時に初めて見るにもかかわらず、懐かしさの感情を催したりデジャビュを経験したりする・・・

Wikipediaにしては文学的な説明ですが、ヒントは「記憶」。脳科学では「記憶は絶えず更新されている」としています。それは恐怖や欲望によっても変容して、時に「美酒」にも「毒」にもなります。要するに「原風景」とは視覚的な記録ではなく、五感を伴う生理的な「感じ」を文学的に表現したもの。そんな「感じ」を数値化して「AIが感情を持つ」なんていう人もいますが、AIが蛋白質から構成されていない限り不可能。むしろ人間の方がAIに迎合して「軽薄短小」な無機的な社会になるかも知れません。